歴史の記憶 パレード
2022/9/10
印象に残っているパレードが二つある。
一つは、いつだったかのプロ野球読売巨人軍の優勝パレード。東京・大手町の取引先から会社に戻る時にたまたま出会した。
大手町には読売新聞社ビルがあるが、その側の道路をオープンカーに乗った選手たちがやって来た。
全く興味が無かったので、交差点を通行止めにするそのパレードは自分にとっては邪魔物以外の何モノでもなかった。地下道を通ればその交差点を回避できたのだが、一緒にいた上司が巨人ファン、「観てから帰ろう」と言うので仕方なく後ろのほうで不貞腐れて(多分)立っていた。
ビジネス街であり、仕事中のサラリーマンたちが集まって来て、「〇〇選手は通った?」と尋ねられたが、そんなのは知らない。
もう一回は子供の頃の京都。エリザベス女王2世が来日された時。
何かよく分からずに親に連れられて行った。沿道には子供の自分の基準からすれば大勢の人々が集まっていた。
記憶が正しければ四条通り、東から西に白バイなど警備車両に続き、黒塗りの乗用車がゆっくりと走って来た。
青いドレスを着た人が乗っていた。あっという間の出来事。
車列が通り過ぎた後に聞くと、青い洋服をお召しになった方が女王陛下。その鮮やかな明るい青だけが印象に残っている。
ニュース記事などを見ると、女王陛下が京都を訪問されたのは1975年5月10日~11日、土曜日と日曜日。
当時は多くのサラリーマンは土曜日も出勤だった。記憶は不確かだが、母親に連れられて土曜日に観に行ったのかも知れない。
May Her Majesty rest in peace.