世界が変わった2021年

2021年12月31日

今日は2021年の最終日。
新型コロナが発生してから2年。

ちょうど丸2年海外にはいっていない。その前の5~6年間にプライベートで行った国・地域は、
・ラオス
・香港
・中国
・韓国
・ミャンマー
多くの国がこの1年で変わってしまった。

ミャンマー。
クーデターが起きたのは2月。民主的な選挙で選ばれた政権が否定され、軍部が政権を掌握した。未だに一般庶民への弾圧などがニュースになっている。

香港。
12月に行われた選挙は、中国共産党政府の意向に反する民主活動家などは立候補が認められず、多くの民主派は投票にも行かなかったようだ。
香港と深圳の間には、パスポートチェックもあったが、以前は心理的な壁もあった。
自由な香港と得も言われぬ不安感の漂う中国側の深圳。
バスや列車で香港側から中国側への通過は常に緊張、逆はホッと安心だった。
その緊張感が香港にも及んで来たと言うことになる。

ラオス。
こちらも12月になって、中国・雲南省の省都・昆明とラオスの首都・ビエンチャンを結ぶ鉄道「中老鉄路」が開通したと報道された。
以前は日本の経済援助が多かったラオスであるが、日本経済の停滞と中国の成長に伴い、ラオスの経済は完全に中国依存になった。その象徴が直通鉄道。
ラオスを訪れた時は、街中は中国の影響は少ないように見えたが、少し郊外まで足を伸ばすと中国語の土木建築・不動産関連の看板だらけだった。郊外には中国名のホテルも沢山あった。
鉄道開通を機に益々「中国化」されそうである。

中国は、監視カメラやAI(人工知能)を用いた監視が進み、善良な民主主義信奉者は重点監視対象となりそうな不安が益々つのる。

韓国は、大統領選挙を控え、アメリカと中国を天秤にかける政府の方向性が変わるのかどうか興味深い。

新型コロナが収まり、自由に世界に行ける時代が戻っても、今までのように気軽に訪れることができる、または、訪れたい国・地域は減ってしまうのだろうか。

2022年は良い方向に変わって欲しい。

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