遮断機の無い踏切

2021/12/10

昨日に引き続き鉄道の話し。

最近の報道番組で、警報器も遮断機も無い鉄道踏切を無くそう、と言う話題があった。

東京や大阪など大都市圏に住んでいると遮断機の無い踏切など考えられない。もっと言うと踏切自体が非日常。
と思っていたが、よく考えてみると神奈川県の江ノ電、千葉県の流鉄などにはこのような踏切が残っている。
また、首都圏の一部の路線にある開かずな踏切のように、朝のラッシュ時には1時間に数分しか通行できない場合もある。

ところで、アメリカでレンタカーを運転していると時々踏切に差し掛かることがある。日本と同じように一旦停止かと思っていたが、列車が来ない状況では停車してはいけない。下手に停まると後続車に追突される可能性がある。
踏切のある線路は、基本的には運行する列車の本数が少なく、滅多なことでは踏切で止められることは無い。但し、一旦止まると次に通れるようになるまで時間がかかる場合もある。貨物列車は編成が100輌(数えたことは無いが)ほどと長く、スピードも遅い。一旦、踏切で止まってしまった自動車はイライラと待つしか無い。
ちなみに、比較的最近になって開通した都市型の鉄道は高架を走るなど、道路と平面交差することは無い。

さて、日本。確かに、大都市圏の鉄道は踏切を無くす。少なくとも遮断機は整備する。
正しいと思うが、全国の鉄道で同じ基準にする必要があるだろうか?

地方に行くと、列車が2時間に1本などと言うところは普通にある。
こう言う路線で、全ての踏切に遮断機を整備する、と言うのは費用対コストで考えると合わない。事故を防ぐ仕組みは最低限必要だが、今までの考えに沿って一律遮断機と言うのも不思議な感がある。

家電にも通信機能が備わりつつ現代である。昔ながらの警報機と遮断機以外にも何か良い手が思いつかないだろうか?
WiFiやBluetoothを使ったスマホへの通知。
カーナビへの表示。
スマートスピーカーの応用。
素人考えでは色々と思いつくが、絶対安全、確実性など考えると難しいだろうか?
何もないよりは良さそうではあるが…

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