万有引力と新型コロナ
2021/5/6
物理学で世界的な有名人を挙げろ、と言われるとアイザック・ニュートンは多くの人が思い付く名前だろう。
リンゴが木から落ちるのを見て、万有引力を発見したと言う逸話が有名。
本当にリンゴが落ちるのを見て万有引力を発見したのかどうかは分からないが、ちょうどその時は大学が休校になり、実家に戻っていたタイミングだったらしい。大学が休校になった理由は感染症が流行ったからだと言う。
1665年、今から約350年前。「1665年から66年にかけては、ロンドンで黒死病の大流行が起こり、ピーク時には1日に6000人が死亡するという事態」になったとある。いわゆる黒死病と言う感染症である。
当時はオンライン授業と言うものは勿論無く、休校になると寄宿舎を出て、実家に帰るしかなかったのだろう。
大学が通常通りに授業を行っていて、ニュートンが毎日教室に通っていれば、万有引力を発見したのは全く別の人物になっていた可能性もある。
新型コロナ蔓延に伴い、昨年から色々なところで生活が、世界が、変わった。
辛いことも多いとは思うが、強制的に変わらないと自分達が変われないのは、自分も含めて凡人達の悲しいところ。
逆に言えば、これを機に自分たちは変わることができる。
政治をはじめ、世の中の仕組みが変わらない、と文句を言うのは簡単だが、他人任せにするのではなく、自分で変えられることから少しずつでも変えて行かなければいけない。
幸いにも(?)日本の新型コロナ対策は遅い。正常に戻るにはまだまだ時間がかかりそう。変化や新しい発見を求めて常にアンテナを張っておこう。