伊豆大島セイリング
2021/5/5
昨日に引き続きヨットの話題。
ヨットで一番遠くまで行ったのは伊豆大島。
当時、静岡県の沼津に置いてあった30フィート・クルーザー、会社の所有だったので、遠出するには会社の許可が必要だった。
当然、安全第一で、条件は「同行艇と一緒に行くこと」だった。
天候の良い8月の週末、まずは沼津から西伊豆を陸沿いに下田まで。
伊豆半島の南にある神子元島(みこもとじま)の周辺は浅瀬が多く、危険な海域。神子元島を夜中に通過するのを避け、明るくなってから通過するように計画し、真夜中にホームポートを出航。
途中までは、何回かセイリングをしたことのある慣れた海。陸の灯りと灯台とコンパス、海図を頼りに南に。2時間ごとだったかにウォッチ(見張り)を交代。
2回目くらいの仮眠から目覚めると、夜明け前の空が白む時間。遠くに、大型貨物船が見えるくらいには明るくなった。
しばらくすると神子元島。
確かに、近くには白波が立っているところが見え、浅瀬が多そうに見える。
夜中に通過するのは怖い。
早朝に伊豆半島と神子元島の間を通り抜け、無事に下田港に入港。
その週のセイリングは下田まで。
翌週がいよいよ伊豆半島を離れて伊豆大島まで。
伊豆大島は下田からは約40km、晴れていれば見える距離。ただ、夏は海の水蒸気が多く、遠くまで見えないことも多い。
その時も、下田港を出港したばかりの頃は伊豆大島は見えなかった。
同行艇とは伊豆大島沖で落ち合う予定。予定よりは少し遅かったが、突然、ヨットが視界に入り、そこから一緒に帆走して伊豆大島の南にある天然の入り江、波浮港へ。
改めて、地図(海図では無い)を見てみると、伊豆大島は下田の目の前と言う感じ。いつもは必ず陸地が見えるところをセイリングしているので、短い時間でも陸地が見えなくなる航海は新鮮な感じだった。
伊豆大島で一泊し、帰りは、同行艇にゲスト(雑用係)として乗せてもらった。
ホームポートは、伊豆半島東側の真鶴だったか、いつもとは違う海のセイリングとなった。
夏の太平洋側は基本的には南風。
追風を受けて一路真鶴へ。
追風のセイリングは、スピンネーカー(spinnaker)と呼ばれるセイル(帆)を張って進むが、その艇ではスピンネーカーを使ったことが無いとのことだった。
会社のヨット部の先輩と二人で、スピンネーカーを張ったが、その操作だけに専念して周りの景色を見る余裕は無かったのは覚えている。
最近(新型コロナ以前)は、相模湾でのセイリングがほとんどで、伊豆大島が見えることも多いが、今のディンギーではそこまで遠出することはできない。
また、レース艇でも無いのでスピンネーカーを張ることも無い。
“外洋”に乗り出すには、気持ちの切り替えが必要。
それより前に、いつもシーズン最初のセイリングでは少し緊張するが、新型コロナで乗れない時期が続き、次に海に出る時はやはり”気合?”を入れないといけない。

