海外企業とのコミュニケーション

海外の企業と仕事をする時は、全て日本語で、と言う訳には行かない。
20代の頃の取引相手はアメリカだけだったので、漏れなく英語だった。当時はそれを当たり前だと思っていた。
その後、中国企業と仕事をした時は、日本語のできる中国人の同僚が居たので、こちらは日本語、相手は中国語、と違和感なく仕事が進んだ。
非英語圏のヨーロッパ諸国との仕事では、何事も無かったかのようにお互い英語。

そんな何の疑いも無く“常識”だと思っていた英語でのコミュニケーションがそうでは無いのかもと思ったのは、2回目に中国出張に行った時。
会うのは初めてだったが、それまでのEmailでのコミュニケーションは英語。訪問した時には、先程とは別の日本語を話す中国人の同僚が同行してくれた。
会議の冒頭で、相手側から質問があった。“まず、決めましょう。どの言語を使って打合せを進めますか?”。

その後もアジアの国での打合せ時には、何語で話すかを決めてから進める事が多くなった。
それでも普段の文字でのコミュニケーションは英語が多かった。

2~3年前に取引を始めた台湾企業とは日本語メールのやり取りもある。
その後、世界中で外出自粛が関係あるのか無いのかわからないが、今年になって先方からコンタクトを取ってくる企業が増えて来た。これらの企業は日本語メールでコンタクトをしてくる。韓国2社、中国1社。意志の疎通には全く問題無い。ただ、外国人と日本語でコミュニケーションをとることに慣れていないので、不思議な気持ち。

今まで取引して来た英語圏の皆さんの気持ちが良くわかる。自分の下手な英語に良く付き合ってくれていたな、と。

これからはAIでの同時通訳なども実用化されるかも知れないが、仕事をするのはこれからもヒトとヒト。お互いに相手の言葉が片言でも話せる方が、親近感は湧く。

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