Ladies & Gentlemen
日本航空で羽田空港に到着し、バスで自宅に向かっている時にこんなニュースを聞いた。
「JALが英語での機内アナウンスを変更する。従来の“Ladies and gentlemen”から始まる定番の表現を“Attention all passengers”や“Good morning everyone”などの表現に改める」。
昨日のフライトでの英語アナウンスはどうだったか覚えていないが、確かに普段の(今までの)アナウンスは“Ladies and gentlemen”から始まっていた。最近、と言っても去年だが、他社のフライトに乗った時はどうだっただろう?
アメリカの国内線やベトナム国内線、タイからミャンマーのフライト。う〜ん、思い出せない。
日本語でも“紳士淑女の皆様”、中国語だと“女士們、先生們”と言う、英語表現をわざわざ翻訳した様な挨拶言葉はあるが、普段の生活で聞く事は無い。もしかしたら格式高いパーティーやセレモニーでは使われるのかも知れないが、そう言う場には縁が無い。
何回か書いたが、日本語は他人への敬称も“さん”や“様”など性別を意識しないで良い。挨拶の初めも“皆さま”で良い。
因みに中国語でもフライトなどのアナウンスは“尊敬する旅客の皆さま”の様な表現で始まる。
そう言えば、いつからかNHKニュースから女優と言う表現が消えている。男女問わず俳優になっている。
性別が多様化する現代、色々な言葉が変わって来ている。
子供の頃から慣れ親しんだ単語を当たり前の様に使うと、少し時代錯誤と思われるのだろうか?
ドイツ語やフランス語の男性名詞。女性名詞と言うのも無くなるのだろうか?
慣れ親しんだ言葉使いも徐々に変わり、最初は慣れないが時代の移り変わりなのだろう。