レコードとCD

昨日に続いてアナログディジタル、今回は音楽編。

レコード盤、昭和の音楽とは切っても切れない存在だった。
今でも年末にテレビで放映される音楽賞に「日本レコード大賞」(TBS系)とレコードと言う名を残しているものがある。

レコードはプラスチックの円盤に刻まれた溝をダイヤモンドなどが先端についたレコード針で読み取り、増幅して音を再生する。レコード盤の作成はこの逆、音源で針を震わせレコードの溝を刻む。その後、マスター盤を作りプレスして大量生産。レコードのルーツは発明王として知られるトーマス・エジソンの蓄音器。

一方、CDCompact Diskは1982年に初めて発売された。昭和57年。レコード盤に比べると小型で扱いやすいことから、瞬く間に普及し、平成(元年=1989年)にはレコード盤を見ることも少なくなった。
そのCDは、ディスクにあいた無数の穴にレーザー光を当てて光の反射の有無を読み取る。音楽CDの場合は、音は数値化されディジタル信号として記録されている。
平成以降に生まれた人はレコード盤を見たことの無い人も多いだろう。

そんなレコードであるが、アメリカでは今年(2020年)上半期のレコード売上($232.1百万)がCD売上($129.9百万)を上回ったと言う事だ。
もちろん古くからあるレコードの売上が比較的新しいCDを上回ったからと言って、レコード回帰、アナログ化と言う訳では無い。音質にうるさい愛好家やDJなどレコードは根強い人気・需要がある一方、CDを買う人が少数派になりつつあると言うことだと思われる。

音楽の購入は、ダウンロードストリーミング。定額サービスのサブスクリプションも多いだろう。わざわざ、店舗やネットショップでCDを買う、と言うのはすでに時代遅れ。
我が家でもCDプレーヤーが無くなって久しい。友人が作成したCDやコンサートなどでのサイン入りCDなどを聞けないと言う残念なところはあるが、音楽を楽しむと言う点ではあまり困らないような気もする。

科学技術の進歩とともに音楽の楽しみ方も変わっていく。
みなさんはどのように音楽を楽しんでいらっしゃるだろうか?

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