アナログ時計廃止

時計の文字盤、と聞いてどんなものを想像するだろう?
文字盤と言う言葉自体がレトロ感を醸し出しているので、やはりアナログ式だろうか?

アメリカの学校では、教室などのアナログ時計を無くす動きがあるようだ。
理由は、子供たちがアナログ時計に触れる機会が少なく正しく時間を読めない為。
特に、授業の課題や試験などの時間に残り時間が計算できず、課題・試験に集中できないからだとか。

日本の小学校低学年では、時計の読み方は大事な授業の一つだった記憶がある。もちろん小学校に入る前にも家庭にある時計はアナログ式だったので、時間を知るには時計が読めることはそれなりに大事だった。読めなくても、当時でもテレビに時間表示がされたので実際には困らなかったのかも知れないが。

確かに、ディジタル表示の時計は数字が読めれば今の時間が分かるが、本当にディジタル表示の方が優れているのだろうか?

アナログ式の文字盤は“画像”として直感的に現在時刻を把握できると思うがどうだろう?
1分単位で正確な時刻が知りたい時はディジタルがもしかしたら優れているのだろうが、そこまで正確な時刻は必要がない事も多い。夕方5時頃なのか6時前なのかがわかれば良い、と言う事もある。
もう一つアナログ時計の優れている点は遠くからでもわかる事。スポーツジムでマシンやスイミングをしている時に、動きながら時計を見る時は、アナログの方が分かりやすい。ディジタルだと、例えば、02:50と03:20と言う違いははっきりと数字が見えないと一瞬では識別できないかも知れない。

普段接する機会がないから学校からアナログ時計を無くす。
普段接する機会が減っているからこそ学校でしっかり教える。
アメリカと日本では考え方が違うのだろう。

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