非常食の備え 消費期限

7月の九州や山形、長野などの洪水、先日の台風9号、10号と自然災害が絶えない。
今年は新型コロナ感染症対策のため避難所にも人数制限が設けられ、入所できない人も多くいたとも報道されている。

自宅などが災害の危険が少ないのであれば、避難所に行かずに過ごす、または、頑丈なホテルに宿泊するという選択肢も示された。

どんなところで避難生活を送るにしても、飲料・食料は必須。昨年の房総半島を襲った台風15号では、浄水場が停電し、上水道が止まったと言う例もある。

わが社では、東日本大震災以降だと思うが、会社では各自に災害用の備蓄品が配られている。ヘルメットや防寒シートなど永久にとは言わないまでも、そう頻繁に交換する必要のないものもあるが、飲食料は定期的に交換が必要。その交換が先日あった。乾パン長期保存(5年間)のペットボトル水、水を入れるだけで調理ができると言うレトルト食品

時々、防災関連の展示会等に行くと、この種の食料・飲料は各社が知恵を絞って開発、販売している。
多くの自治体では、事業者に対して、災害時対策として全従業員3日分程度の食料等の備蓄を努力義務として課しているが、これらの事業者が非常用飲料・食料を準備するとなると、それらを提供する企業にとっては大きなビジネスにはなりそうである。

ちなみに、交換した飲食料であるが、古い方は基本的には各自処分。消費期限はもうすぐ切れる、と言う程度なので、食べたり飲んだりしてしまえばよい。

大学の授業で、乗りだった先生が賞味期限切れの救難食料をどこかから貰って来て、学生に配っていた。貧乏学生にとっては、一食分の食事になるので、上手いかどうかは関係なくありがたくいただいた記憶がある。
船舶安全法と言う法律で、船にも救難食料の装備が義務付けられている。

さて、問題は各家庭備蓄食料・飲料
我が家でも長期保存水や乾パンなど買い揃えたことは」あったが、その後のメンテナンスができない。長期と言うことで5年や10年。10年経ったら買い替える、と意識していれば良いが、前回いつ頃買ったかなんかは覚えていないし、事業所などのように記録もしていない。

普段使う一般的な食料にもある程度保存の利くものも多い。缶詰カップ麺・インスタント麺レトルト食品パックご飯など。飲料ではペットボトル飲料
全ての食料品の賞味期限・消費期限を調べた訳では無いが、6ヶ月~10ヶ月程度が多いようだ。缶詰はもっと長い。
ペットボトル飲料も内容物にも拠るが、半年から1年程度。但し、ペットボトルの水は、臭い移りが無ければもっと長期間飲めるようだ。ペットボトルは空気を通すので、外の臭いが移ったり、水蒸気が徐々に漏れ出し内容量が減るらしい。

確実に5年、10年ごとに買い替える自信のある人は良いが、各家庭で備蓄するものは、半年~1年程度の日持ちがする食料品で十分では無いか、と思う。
我が家では、賞味期限(時々は消費期限も)の切れた食品が頻繁に”発見”される。さすがに、3年とか前に消費期限が切れているものは捨てざるを得ないが、1年程度であれば、目をつぶって食べてしまう。あくまでも自己責任ですが…

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