衣替え 新しい習慣

在宅中 いつの間にやら 衣替え

東京の緊急事態宣言も解除され、6月1日から我が社は5割出勤。昨日、久しぶりに出社した。

衣替えは俳句の世界では夏の季語。伝統的には6月1日。
中学・高校の制服はこの日を境に急に上着を着なくなった。5月31日と6月1日でそんなに急に気候が変わるのか、と思っていた(今でも思っているが)。
それでもやはり、5月中旬から6月中旬にかけて気温が高くなるので、この時期に衣替え、と言うのは理に適っていたのだと思う。6月1日に固定するのは問題かも知れないが、6月が近づいてくると、その日の気温予測に応じて自分で着る服装を決めればよいという意味で、衣替えは目安になったのだろう。

最近は、夏はクールビズ、冬場でも社内ではノーネクタイになり、季節感が薄れて来た。スーツなども夏用、冬用(スリーシーズン)に分かれていたが、夏はほとんどスーツを着なくなった。

5月と6月の気温を調べてみた。戦後の1950年から昨年2019年まで、10年ごとの気温をグラフにした。東京の気温にしようかと思ったが、東京は2014年に気象観測地点が変わったので、観測データも微妙に変わっている。それで横浜を選んでみた。
一日の最高気温の平均をグラフにしたが目立つのは直近10年5月の高温化

クールビズは、現東京都知事の小池百合子さんが環境大臣だった2005年から。当時は6月初めから9月末までだった。東日本大震災後の一層の省エネがきっかけだったか、5月から10月いっぱいまでがクールビズ期間となった。上のグラフを見るとちょうど5月の気温が上昇している時期と一致している。

夏にネクタイ/スーツと言う以前の習慣は信じられないが、今では当たり前のノーネクタイ。
今回の新型コロナ対策でもいろいろな習慣が変わって行くと思う。今は、恐る恐る始めている新習慣も10年もすれば当たり前になっているのかも知れない。

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