ランニング マスクと鼻呼吸
屋外で行うランニングでもマスクやそれに代わるものを着用する方が良い、という雰囲気になっている。確かにテレビなどで放送される都内の公園でランニングコースを周回するような場合は、人との間隔があけられないのでマスクをせざるを得ないのかな、とは思う。
マスクも大事だが、それよりもソーシャル・ディスタンス・他人との距離をとることが大事、と言う意見が大きいので、自分的にはそちらの意見を尊重したい、と勝手に思っている。
幸か不幸か自分が普段走っているところは、それほど人もいなかった。それでも最近は、新型コロナの影響と気候が良くなったという二つの要因の相乗効果で、ジョガー・ランナー、散歩する人々など少しづつ増えてきている。
それに伴って、すれ違うランナーもマスクなどを着用する人が徐々に増えている感はあるが、まだ、3割程度だろうか。
ランニング用のマスクとしては、心肺機能を高めるためのマスクなどがあることは知っているが値段が高い。花粉の季節には、時々マスクを着けて走っている人もいるが、自分は、鼻の穴・周りに塗って花粉の侵入を防ぐ塗り薬や鼻マスクで花粉対策をしていた。
そんな感じで、バフと称されるフェイスマスクは準備はしているが、今のところは着用していない。それでも他人に不愉快な気分を与えないように気をつけて走るようにはなって来た。
まずは、当然ながら他人との距離をとる。
そして、もう一つは、口を閉じて走る。つまり、鼻で呼吸。
普段は、特に気をつけていないと口が開いている。1週間ほど前から鼻呼吸を心がけるようにした。
飛沫を飛ばさないようにするには、口を閉じるのが少しは効果があるのでは、と勝手に思った。そこで、色々調べてみると、一般的な細菌・ウィルス感染症に対しては、鼻呼吸の方が自分が感染するリスクは低くなる。
さて、鼻呼吸ランニング。
慣れないとやはり苦しいが、マスクをしないで走るからには少しくらいの苦しさを克服しなきゃいけない(と勝手に自分を納得させた)。
最初は、普段の口呼吸よりも苦しい感覚はあったが、そのうち何とか続けられるようになった。さすがに途中でダッシュすると口が開いてしまうが。
気付いたのは、鼻呼吸だと息を吐くのに時間がかかること。リズム的には息を吸うタイミングになっても吐き切れていないので吸えない、と言う感覚があった。そういう時は無理してでも吐く時間を長くすると、吸うのはそれほど苦も無くできる。
まだ、始めて1週間くらいだが、口呼吸に比べると喉の渇きが抑えられる気がする。一流ランナーの多くは、少なくとも最初のうちは口を閉じて走っているので、きっと鼻呼吸のメリットは大きいのだろう。
さて、鼻呼吸と感染症。鼻呼吸によって、他人に感染させるリスクについては書かれた記事は見つけられていない。そんな研究はされていなかったのかも知れないが、知っている方がいらっしゃれば教えて欲しい。