世界のニュース

日本では、何か大きな災害や事件・事故などが起きると連日そのニュースばかりになる。その間、世界で起きている事が報道されなくなってしまう。そんな時は、海外メディアのニュースを見て、バランスを取るようにしている。

今年の1月下旬、武漢で新型コロナが広がった頃から日本でも新型コロナ関連ニュース報道が増えて来た。その頃、欧米メディアを見ていると、アメリカでは民主党の大統領候補選び、イギリスではEU離脱が大きなニュースだった。コロナウィルスは、中国をはじめとしたアジア地区の出来事、として報道されていた。

それが、今では世界中のメディアの最重要ニュースは連日コロナ。

東日本大震災の時も、原発メルトダウンのニュースは連日報道されていたが、沢山あるニュースの一つ、と言う扱いだった。

例えば、ベトナム戦争(1955〜1975)の頃は、連日その戦争の状況が日本の新聞・テレビで報道されていたそうだ。多くの国でも同様な報道だったのかも知れないが、経済的な影響は別として、多くの国にとっては“他人事”だったと思われる。

9・11(アメリカ同時多発テロ事件)にしても然り。アメリカや西欧諸国にとっては当事者感覚があったと思うが、例えば中国ではそれ程でも無かったはず。

今回のコロナ・パンデミックは、全世界が当事者である。

こんな事態は、第二次世界大戦以降には無かった事だと思う。日本でも、緊急事態宣言が出されるかどうかと言う瀬戸際が続いているが、世界のニュースを見るとやはり戦時体制。感染拡大が抑えられないと経済政策も何も機能しない。

そう言う自分は、毎日では無いにせよ、時々は短時間だけ出勤している。中途半端と言えば中途半端だが、少しずつ戦時体制に入りつつあるのは実感する。

第二次世界大戦の時の有名な標語「欲しがりません勝つまでは」、そんな事態にならない内に治って欲しい、と願うばかりだ。

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