ホイコーローと焼き餃子

会社の近くのランチ、意外と中華料理屋が少ない。数少ない一軒は普段の昼時はいつも行列ができている(さすがに最近は、並ばずに入れるようになっているが)。

ランチタイムのメニューは少なく、ラーメンやチャーハン、掛けご飯類(麻婆丼など)の他、定食類は毎日ある回鍋肉定食と日替り定食程度。都心で働くサラリーマンにとっては、メニューを減らしてでも回転率を上げ待ち時間を減らしてくれる事はありがたい。勿論大事な事は安くて旨いこと、これは問題無し。

さて、毎日ある定食“回鍋肉”、ほとんどの人が“ホイコーロー”と言ってオーダーしている。中国語表記を誰でも“中国語風”に言えるのは、日本中で知名度のある定番料理ならではだと思う。

生まれ育った京都は、中華料理チェーン・餃子の王将の発祥地。子供の頃に親に連れられて行く外食と言えば王将、と決まっていた。チャーハンと餃子を頼む事が多かった。

餃子をオーダーすると店員が厨房に向かって、“イーガーコーテイ”、“リャンガーコーテイ”と叫んでいた。まだオーダーを入力して処理する携帯端末など無い時代。“イーガー”、“リャンガー”は、1個、2個と言うのは分かったが、“コーテイ”と言うのがずっと謎だった。

餃子、中国では水餃子が一般的で、焼き餃子はそれ程無いが、焼き餃子がある店では“鍋貼”と書かれている事が多い。鍋に貼って調理するから。中国語の発音では、“guōtiē”、これが“コーテイ”の正体と知るまでには随分と時間が掛かった。

中国語の発音をカタカタで表記するのは難しいが、“guōtiē”を無理にカタカナにすると“クオティエ”となるだろうか。

さて、最初の“回鍋肉”、中国語では“huíguōròu”、“フイクオロウ”。

二つの料理に共通する“”、日本語では“クオ”または“グオ”に近いが、日本ではどちらの料理でも“コー”または“コウ”と発音されている。“クオ”と言う発音は、“白桜”、“陸王”、“得をする”、“楽をする”など日本人にとってもそれ程難しいわけでも無いと思うが、どうして“コー”になってしまったんだろう。

ところで、中国人によると日本人に人気のある中国料理は、回鍋肉青椒肉絲麻婆豆腐の3つだそうだ。中国語風に言える料理名がこの3つしか無いからだろう。

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