ミャンマー経済

2018年

少しばかりミャンマーのお金の話し。ミャンマーの一人当たり年収は12〜13万円/年、世界でも最貧クラス。それでも、マンダレーやバガンの街では、普通に車が走っている。統計の数字はあくまでも全国平均。山岳地帯や農村部に住んでいる人々は、ほとんど現金収入を得ずに自給自足の生活をしていると想像される。

バガンのホテル建設現場

まだまだ電気の来ていない地域も沢山ある。最大都市のヤンゴンでさえ、2021年までに電化率86%を目指す、と言う段階。

ミャンマーで話した人によると、アウンサンスーチー率いるNLD(国民民主連合)が2016年に政権を取って以来、中国の資本が入り発展が目覚しい。と同時に自然を大切にすると言う古き良きミャンマーが失われてつつある、と。
実際、今年の7月に世界遺産(条件付)に認定されたバガンでは、ホテルの数が増えており、これから建設が始まろうとしているところも見受けられた。5年前と今では変化が大きく、また、後5年すれば街の風景も様変わりするだろう、とも言っていた。

ミャンマーは寄付額が多いという統計もある。世界寄付指数ランキング1位。仏教の国、修行僧へのお布施、金が貯まったらパゴダを建てると言う寄進などがあるためだと思われる。

さて、ミャンマーの自動車。韓国製の乗用車や中国製のバス、トラックに混じり、日本の中古車も沢山走っている。特にバスや配送車などの商用車は、日本で使われていた時の社名(神奈川中央交通、アルピコ、〇〇商店など)がそのまま書いてある。ここまでは、聞いていたのである程度想像していたが、一見日本の会社や商店と思われる名前が複数書いてある車もある。日本語を車にペイントするのはファッションのような感じだろうか。
日本の乗用車でも、以前は“北海道に行ってきました”とか“I ❤️ New York”などステッカーを貼った車があったが、同じような感覚だと思う。

ところで、ミャンマーの道路は右側通行。日本の中古車は当然右ハンドル、バスの乗降口は左側にある。観光バスであれば、バス停に停まることは無く、観光地やホテルの駐車スペースで乗降するので、ドアがどちらにあってもあまり大きな問題にはならないのだろう。

少し大型のトゥクトゥクも沢山走っている。これは、車の後ろの荷台から乗り降りするので右も左も関係ない。

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