バガンからマンダレー
バガンでの3日間を過ごし、再びマンダレーへ。バガンへの移動は、エーヤワディー川を約10時間掛けて下って来たが、帰りはミニバンタイプのOKバスを使うことにした。
バガンのホテルにピックアップに来てくれ、マンダレーのホテルまで送り届けてくれるDoor to Doorサービス、9000チャット(約650円)/人。前日にホテルのフロントで予約をお願いした。
朝8時の予定だったが、少し遅れて8:15頃ピックアップ。ミャンマーは基本的に時間を守るようで、8時にバスが来ないと、何も言わなくてもホテルのフロントの人が電話で確認していた。
バスは座席指定制で車掌が荷物を座席の下に押し込んでくれた。座席の下に入らない大きな荷物は助手席の後ろ辺りに積まれていたが、大きい荷物を持っていたのは4〜5人だったので問題無く積み上げられていた。
8:40頃にバガンのバス停を出発。途中何人かの乗客を乗せ、一般道を北上。車内のカーテンの色はピンク、南国なんだなあ、と思う。
道は普通の乗用車であればすれ違える程度の広いとは言えない道路、それでも郊外は交通量が少ないので順調に走り、一回目の休憩。アナウンスも何も無いのでわからなかったが、トイレ休憩はできたようだ。OKバスやその他の会社の大型バスなどが来ては去って行く田舎のバスターミナル。
2回目の休憩は11:30頃、今度は食事休憩だと車掌が身振りで教えてくれた。日本で言うと昔のドライブインと言う感じだろうか。
簡単な食事もでき、果物やお菓子類、タナカも売っている。バスの扉が開くとモノ売りの女性達が集まってくる。日本で言うと昔の駅弁売り。頭に乗せた籠に食べ物が入っている。バナナやミカン、カットマンゴーなどフルーツ類はわかるが、後は何かよくわからない。ミャンマーの人達は何か食べたり買ったりしているが、我々も含めた外国人旅行者はせいぜいカットフルーツやスナック菓子をつまんでいる程度で、後は写真を撮ったり手持ち無沙汰に歩き回っている程度。
休憩が終わるとマンダレー市内に通じる有料道路に入りミニバスのスピードも上がり、昼過ぎにマンダレー市内へ。ホテルに泊まる我々も含めた外国人3組はトゥクトゥクに乗り換え、休憩時に車掌に尋ねられ答えておいたホテルまで送ってもらった。13:30頃マンダレーのホテルに到着、
OKバスは途中の町やマンダレー市内には停留所があり、また、道路沿いの好きな場所で降りることもできるよう。地元の人達が手軽に移動できる手段として人気なのだと思う。勝手が分かっていないので途中は少し不安なところもあったが、便利なバス。
約180kmの道路を約5時間、一般道なのでそれくらいは掛かっても当たり前だけど、新幹線でも4時間の壁、と言われるほど長距離移動が苦手な軟弱日本人にとってはバガンは少し遠い。 ニャウンウー空港には国内線の飛行機が飛んでいるので、長距離移動を避けたいなら空路バガン入りももちろん選択肢としてはある。