お盆休み

年に一度、電車で通勤するのが快適な時期がある。
世間がお盆休みの時期。

入社以来、会社にはお盆休みは一度も無いので、個人的に休みを取らない限りこの時期は基本的に出勤。
みんな今頃遊びに行って羨ましいなぁ、と思うことは無い。帰省も旅行も混んでいて、観光地は人だらけでみんな大変だろうな、とガラガラの電車で通勤することに少し優越感を感じる(小市民…)。

日本は世界でも国民の祝日が一番多い国だと言われている。
多くの企業が一斉に休み、多くの交通機関や観光地が一斉に混雑する。
お盆休みは祝日では無いけれども、一斉に休み一斉に混雑。

働き方改革と言う理由をつけて、祝日を増やしているような気がするが、“お上”が休め、と言わないと休めない、と言う意識を変えるのが先だろう、と思う。
そのために、有給休暇の年5日取得を義務化、という働き方改革関連法が施行された。自主的に休め、という、お上のお達し。

我が社でも数年前に夏季休暇に関するアンケートをとった。
全社一斉休業日を続けるか、各個人自由に休める日を増やすか、また、一斉休業はお盆にするか、現状通りにするか、と言う内容だったと思う。

一斉休業は必要、理由は、一斉休業日が無いと休めない(休みを取りにくい)、と言う結果だったらしい。
また、一斉休業日がお盆になっていない、と言うことはお盆は快適な電車で出勤したいという人が相当数いた、と言うことだろう。

組織のトップや中間管理職が休まない事を美徳としている、その昭和の価値観を部下にも押し付けている、と言う事なのだろうか。日本全体にこのような空気があるので、全国一斉の祝日が増えるのだろう。

お盆の出勤、何もない平日の休暇・旅行、どちらも人が少なく快適。みんなが休みの時期には、観光地で働く人々も忙しくて余裕が無さそうに見えるが、平日は落ちついて接客もできるので愛想が良いような気もする。

このブログの最初の投稿“タイタニック(沈没船)のジョーク”、やはり日本人はみんなが休んでないと休めないのだろうか?

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