キャッシュレス社会 – アメリカ
初めてアメリカに行ったのは1980年代。
日本から持って行ったのは今は無きトラベラーズチェック(日本では2014年3月で発行終了)。ホテルやその他ある程度高額な支払いでは、キャッシュ(現金)は受け付けない、と言うところが結構あった。
支払いの主流はチェック(小切手)、クレジットカードや先ほどのトラベラーズチェックもOKなところが大半だった。McDonald’s(マクドナルド)でも少額面のトラベラーズチェックであれば使え、現金でお釣りももらえた。
それほど現金は信用されないのか、と思ったこともあったけど、どうも治安上の問題もあるのだと思われる。今でもコンビニやガソリンスタンド(両方兼ねているところが多い)などでは、50ドル以上の現金は置いていません、などの貼り紙があったりする。
以前は路肩のコインパーキングではその名の通りコイン(小銭)で支払うことが普通だったが、最近はクレジットカードが使えるところも増え、現金はほとんど使わなくなった。
ちなみに、クレジットカードで支払った分は日本だと銀行から自動引き落としが普通だと思うけど、アメリカではカード会社にも寄るらしいが、オンラインで支払い手続きをしないといけないようだ。昔は、チェック(小切手)を送っていた、と言うようなことも聞いたことがある。
そんなアメリカでも、旅行をすると1ドル札だけはどんどん無くなっていく。日本より物価の高いアメリカで、そもそも1ドル=100円前後が、コインでは無く紙幣だと言うのが不思議だが、チップ文化の国。ホテルのベッドメーキングその他サービスに対しては、小銭ではなくお札(おさつ)でお礼(おれい)をするのが礼義。いわゆる単純労働者の給与は低く、チップも生活費の一部となっていることが多いので、払ってあげ無いといけない。