台湾 – 海外旅行の目的

2025/11/3

台湾。
さて、何をしに来たのだろう?
知り合いが何人かいるので彼らに会うのが目的の一つだったが、それ以外はこれと言った目的もない。
観光地には行ったが、何もしないと無聊(ひま)なので。

きれいな景色を楽しむ?食べ歩き?買い物?
買い物には興味は無いし、食べ歩きと言ってもそんなにたくさんは食べられない。
きれいな景色には確かに心が洗われる感覚はあるが、多くの場合、それを味合うのは海外である必要は特にない。


やはり国内旅行との違いはーー文化や習慣、風習など日本との違いを肌で感じることだろうか。もちろん似ている点を見つけるのもまた楽しい。


知らない街を歩いて、普通の人々をそれとなく観察する。
東アジアなので外見は日本と似たような顔付きの人がほとんど。
南国なので服装は違う。10月半ばでも半袖、暑い。
人々の振る舞いも少し違う。
電車の中は静か。日本と違って電話で話している人もいるが、中国(大陸)とは違って声は控えめでほとんど気にならない。

四面佛


見習わないといけないと思ったのは、電車内での敬老精神。
優先席に座っていた足腰の弱ったお年寄り、席から立ち上がるのに苦労していると隣の人が自然に手を貸していた。
別の路線でもお年寄りが乗ってくるとすぐに席を譲る人が多い。どうやらそれがごく当たり前の光景のようだ。


四面佛。

4つの面(顔)を持つ仏さま。台北の友人に待ち合わせに指定されたのが四面佛。
それまで意識したことがなかったが、言われて街を観察してみると、至る所に四面佛がある。生活に溶け込んでいるようだ。

寺院も多い。桃園の友人が説明してくれたところによると、仏教の影響もあるが道教の影響が大きいとのこと。
多くの人はその前を素通りするだけだったが、きちんと掃除され手入れが行き届いている様子をみると、こちらも日常に根付いていることを感じる。


ただ街の清潔度についてはーー控えめに言っても日本ほどではない。

基隆 中山公園

四面佛での待ち合わせのあと、近くにある餃子屋に友人が連れて行ってくれることになっていた。

日本と違って水餃子だと思うが、日本人にも人気の店らしい。
さて、その餃子屋。たまたまその日は休みで結局行くことはなかった。

ホッとした、と言うのが正直な気持ち。

というのも、指定された四面佛に向かう道中、衝撃的な(普通の日本人にとっては)ものを見てしまったからである。

歩道沿いの店々の人々が、ほうきで掃いたり、ハタキでたたいたりしている。よく見ると歩道上で無数に何やら蠢(うごめ)いている。…..そう、G。

餃子屋が閉まっていてよかったと言うのはそんなわけだった。


旅行ガイドブックには載っていないそんな日常。
こんな体験が国内外問わず旅の醍醐味とも言える。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

旅日記

前の記事

台湾旅行 Google地圖