フレッシュとホワイトコーヒー
2025/4/13
最近京都でコーヒーショップのモーニングセットを食べることが多い。ドリンクはコーヒーをオーダー。
その店では「『フレッシュ』付けますか?」と尋ねられる。普段東京圏で生活していると聞かない単語。最初にその店に行った時は一瞬戸惑ったが、コーヒーショップと言う状況と子供の頃の記憶を呼び覚まし、ホットコーヒーに入れる「白い液体」のことだと思いついた。
その呼び名も実際のところ何と言うのが正しいのかいまだによく分からない。東京のコーヒーショップでは「お砂糖と『ミルク』はどうされますか?」。ただ、人によっては「牛乳」などをミルクと呼ぶのであって、コーヒーに付いてくるのは「クリーム」だ、と言う人もいる。コーヒーと一緒に実際に牛乳を出す店もあるので、その場合はもちろん「ミルク」で間違いない。
普段からそんなことをいちいち気にすることは無いのだが、その京都の店に行くと(この原稿はその店で書いている)、その呼び名が気になる。
ずいぶん前に行ったオーストラリアでは、コーヒーをオーダーすると「Black or white?」と尋ねられるのが常だった。英語が満足に話せなかった当時の自分でもさすがに、中学校で習ったblackとwhiteくらいは理解できた。こちらも京都で「フレッシュ」と尋ねられた時と同じくらい戸惑ったが、問題なく「Black please」と答えられた。えらい!…たいそうな。(東京地方の言葉で言うと 大げさな になるかな)
コーヒーをオーダーする場合はほとんどブラックなので、尋ねられると条件反射的にブラックと言うが、その言葉が通じない場所ではどうするか?
中国でもよく咖啡店で咖啡を頼んだが、何と言ってたのだろう?黑咖啡で通じはするが、わざわざそんな言い方をした記憶もない。
ベトナムでは練乳(コンデンスミルク)とクラッシュアイスの上にコーヒーを注ぐのが定番。その時も敢えてブラックにはしなかった。こちらは、好みというより現地のコーヒーを飲んでみたかった、と言う理由。
コーヒーに入れるこの液体、それだけでも会話は3分間続けられる。運悪くつまらない相手とコーヒーショップに行く羽目になった際にお試しあれ。