現金払い 外国のお金

2024/6/9

先日、都内の某デパートで買い物をした。と言ってもブランド品のバッグや高級腕時計など特別なものではなく、たまたま外出時に立ち寄って数百円の品物を買っただけ。
レジで自分の前に支払いをしていたのは旅行で遊びに来たであろう外国人家族。小銭の処分がしたかったのか、ポケットや財布から小銭を取り出してトレーの上に乗せていた。店の人がそこから必要なお金を取ってレジのマネーカウンターに入れていた。
時間に余裕があったので、イライラもせずどこかで見た光景だなと思いながら何となく観察していた。

そう、ベトナムでフォー(phở)やブンリュウ(Bún riêu)を食べた時。

フォーと飲み物のセットは街中のチェーン店で現金で支払った。カウンターにあるメニューに75000ドンと書いてあるが、どのお札(さつ)を出せば良いのか咄嗟には分からない。ポケットから200000ドン札や20000ドン、5000ドンなど持っている現金を取り出して店員に見せて、取ってもらった。日本でも最近は現金を使うことはほとんど無くなった。ましてや金銭感覚や通貨単位や桁(0 の数)の違う異国の地、すぐに適切なお金を渡すのは至難の業。

Bún riêu

フォーの店では英語のメニューもありレシートももらったのだが、もう一つのブンリュウの店ではメニューも無く、英語もほぼ通じず。いくら払って良いのかも分からず、適当に大きめのお札を出してお釣りをもらった。結局いくらだったか正確には分からずじまい。

ベトナムでももちろんキャッシュレス決済は進んでいてクレジットカードも使えるが少額の場合はQR決済が多いようにみえる。

日本でも同じだと思うが、短期の旅行者にとってはQR決済はハードルが高い。アプリをインストールできたとしてもチャージ方法が分からない。クレジットカード登録で海外のカードに対応しているかどうかも分からない。

世界の通貨を統一することは現実的では無い(たぶん)。

やはり、今の世の中、多くの国で通用するクレジットカードの存在はありがたい。最近は、VISAタッチやMasterCardコンタクトレスなどクレジットカードのタッチ決済も増えて便利になった。が、クレジットカードで支払いができるのは比較的高額な商品を扱っている店舗に限られるように思う。個人経営の小規模店舗では、現金かせいぜい現地のQRコード決済。

世界中のQR決済の相互利用ができると利便性が格段に上がる気と思うがやはり難しいのだろうか? 提携先の海外QR決済を利用する場合は、余分に手数料がかかる(支払う側が負担)などの制限はあっても仕方が無い。海外で余った外貨を無駄に使い切ることを考えれば安いものである。

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