もしトラ と ロシア

2024/3/13

アメリカ合衆国の次の大統領、共和党の候補者はドナルド・トランプ前大統領がほぼ確実となった。
前回トランプ大統領だった時には仕事でアメリカに何回か行ったが、一般的に反トランプと言われるカリフォルニア州でもそれなりにトランプ支持者がいた印象がある。政治家では無いので一般庶民の気持ちを代弁している、と言う理由なのかと個人的には感じた。

そのトランプ氏、言動は破天荒で予測し難いが、伝わっている情報では戦争を仕掛けたロシアのプーチン大統領を偉大な指導者だと称賛し、中国に対しては60%の関税を掛けると言ったとのことである。
2016年の選挙時にはロシアの情報戦がトランプ氏に有利に働いたと言う噂もある。

そんな中、経済発展を果たした中国が、弱体化しつつあるロシアの豊富な資源を求めてシベリア方面への侵攻を画策している。アメリカはロシアを守るためNATOに加盟させ、中国を牽制する。さらにはロシアに軍事顧問や兵器を派遣、来るべき対中国戦争に備える。
アメリカがロシアと軍事同盟を結ぶ。ソビエト連邦があった時代には考えられなかった事態。アメリカに対抗する意思と能力のある唯一の国は中国になった昨今ではあるが、アメリカはロシアを巻き込んで「再びアメリカを偉大な国にする」「Make America Great Again」。

そんな世界で地理的には中国やロシアに近く、経済的にはアメリカと中国に依存し、政治・外交や国防はアメリカの言いなりの日本。
この先どうなって行くのだろう?

あ、現実と小説が混ざってしまった。故トム・クランシー(Tom Clancy)氏の2000年の小説

「The Bear and the Dragon」。直訳すると「熊と龍」、邦題は「大戦勃発」。

世界情勢、どこまでが現実でどこからが小説・空想なのか・・・。未来予測は難しい。

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