マチュピチュとエッフェル塔

2023/11/10

秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまが、ペルーの世界遺産マチュピチュを訪問され、各メディアにその写真などが掲載されている。国民の税金で視察という名の観光。けしからん…とは思わない。

一部メディアで批判された観光地訪問が夏にあった。自民党女性局議員のフランス研修。パリのエッフェル塔の前で撮った記念写真をSNSに投稿したことが理由。世間の感覚からずれている、と言っているメディアもあった。

世間の一市民の自分の感覚も世間からずれているのだろうか?

業務で国内外の各地方を訪問した時には、可能であればその地の名所・景勝を訪問し、また、当地の食べ物を楽しむ。もちろん、仕事をサボって行くことは「余り」無い。
確か初めてのアメリカ出張の時には、グランドキャニオンやラスベガスなども「視察」に行った。週末に遊びに行っただけ。もちろん自分のお金。海外出張中は土日など休日も出張手当は出ていたが、上司からも誰からも批判などは無かった。

業務で出張に行く人はたくさんいると思うが、多くの人は仕事の合間に当地を楽しんでいる、はず。

2回目か3回目のLos Angeles出張時、着いた翌日(平日)に日帰りでスキーに行った時は若かったこともあり、確かに少し後ろめたい感があったが、すでに時効。考えてみると、時差ボケ解消と称して着いてすぐにゴルフをしている人たちはたくさんいる。

自分の感覚では、例えばパリに出張で行って、エッフェル塔もルーブル美術館もシャンゼリゼ通りもどこにも行かない、と言うほうがおかしい。折角、パリまで行って、仕事場以外はどこにも行かず、現地の文化に触れないのは何とも勿体無い。会社の経費であれ何であれ自由時間は自由時間。
まあ、自分の感覚が世間からずれている、と言われればそうなのかも知れないが。

そう言う自分は、パリに行ったことがあるが訪れたのは2つの空港だけ。国際線でシャルルドゴール空港に着いて、空港近くのホテルで一泊。翌朝オルリー空港から国内線でブルターニュへ。何とも「もったいないパリ」だった。

マチュピチュ訪問の佳子さまが批判されないことを願おう。

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