イギリスの中の日本

2023/10/15

最近は通勤電車の中では、スマホでもっぱらイギリスの放送局BBCの世界向け放送を聴いている。
世界各地の芸術や文化から科学、経済まで様々な話題が提供されている。日本のニュース番組で各地の話題として、日本全国色々な地域の情報が提供されているが、それの世界版と言った感じ。聴いていると世界各地に想いを馳せることができる。MCは恐らくイギリスにいるのだと思うが、出演者は番組によって、アメリカやオーストラリア、アフリカ、アジアと文字通り世界各地。
もちろん日本から、または、日本人の出演者もいる。

そんな番組の合間、30分に1度、5分程度の短いニュースがある。
ウクライナや最近始まったハマス/イスラエル戦争などに混ざり、日本関連のニュースがこの2週間くらいは多かった。

まずは、ジャニーズ事務所問題。これは複数回ニュースになっていた。事の発端は当のBBCが取り上げたことだとも言われているので、関心が高いのだろう。

また、鈴木宗男議員のロシア訪問ついても報じられていた。やはり西側のイギリスとしては、同じ西側の日本の国会議員が戦争を仕掛けた当事国を訪問することについては関心が高いのかも知れない。ロシア訪問自体に対するコメントは無かったが、日本政府が国民に対してロシア訪問を控えるように勧告しているとは言っていた。

次が銀行間送金ができなかった全銀システム障害に事故。一応、かろうじて世界経済に影響力のある国のお金の流れについては無視できないだろう。
そして旧統一教会に対する解散命令のニュース。こちらは安倍元首相暗殺との関連で報じられていた。
日常的に起きることはニュースにならないのはどこの国でも同じだと思うが、たまたま普段の日本とは違う出来事が重なった。

世界中のこれらの比較的「小さな」ニュースも伝えるイギリスのBBC。もちろん西側社会から見た視点だとは思うが、少なくとも世界中にアンテナを張っている。
日本の既存メディアはどうなのだろう?

別に世界中のこれらのニュースを知らなくても日々の生活には困らない。気がついたときには、円安が進み、原油をはじめエネルギー価格が上がり、輸入食料の値段が上がり、貧乏な日本になっている、という程度だろう。事前に予兆を知って対策を立てることもできないだけである。

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