身近にある大麻
2023/8/13
大麻の使用をめぐって東京のいくつかの大学の部活動で騒動になっている。
大麻、マリファナとも呼ばれ、世界では合法になっている国や地域も増えてきているが、日本では違法薬物。
自分には縁遠い、と言いたいところだが、前世紀(?)には何度か接したことがある。
最初は、初めての海外旅行、オーストラリアで。ケアンズの宿だったかで知り合ったアメリカ人と長距離バスで移動した時のこと、夜に休憩があり近くの公園に行った。その時、差し出されたのがタバコ。なんでタバコを回し飲みするのかな、と思っていた。
その後バスに戻り、移動を再開。翌朝(だと思う)、目的地に着いて別れ際に「マリファナどうだった?」と尋ねられ、自分的には「???」。怪訝な顔をしていると「昨日公園で吸ったやつ」。
肺まで吸い込むこともなかったので、良くも悪くも何の変化も無かったマリファナ初体験だった。
2回目はアメリカ。出張先のメーカーの技術者が食事などよく誘ってくれていたのだが、ある時、「マリファナ吸ってみるか?」と誘って来た。当時のアメリカ(California州)で違法なのかどうかわからなかったが、試してみることにした。タバコ状のものを吸ってみたが、普段タバコを吸わないのでやはり肺まで入っていかない。すると、「これはどうだ」と出してくれたのがクッキー。ちょうどオレオ(ナビスコのクッキー)と同じくらい、それを1/4に割って渡してくれた。
特に何の変化もなかったが、聞くと「肺から吸うのと違って効果が出るのが遅い。しばらく待て」。確かに、しばらくすると効果が出て来た。英語では「high」と表現されるが、まさしくハイになった感じ。アルコールを飲んだ時のような感じでは無く、もっと軽い感じだった。
その時、マリファナ(大麻草)の種もくれて、日本まで持って帰って来たが、当時住んでいた会社の寮には庭など無かったので植えることもなく、そのまま捨ててしまった。
今から考えると色々と違法な行為をしたような気もするが、改めてネットで調べてみると大麻の種を持っているだけでは違法ではないらしい。持ち帰り(輸入)は関税法違反。
そんな大麻であるが最近は大麻の成分の一つであるCBD(カンナビジオール)が成分として使われている化粧品やサプリをネット広告などでよく見かけるようになった。最後にアメリカに行った時(2019年)、友人が「これからは中毒性のある部分を取り除いた大麻が日本でも流行るよ。アメリカでは流行り始めているんだ」と言っていた。それが今から思うと正にCBD。
大麻(マリファナ)がタバコやアルコールと比べてどのくらい身体に悪影響を与えるのか、医学的なことは分からないが、少なくとも日本では違法。使用するのは合法的なCBDにとどめておこう。