メッシとメッツ
2023/7/16
サッカーのスーパースター、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がアメリカMLS(Major League Soccer)のインテル・マイアミ(Inter Miami)に移籍する。
メッシのMLS移籍の可能性が囁かれ始めた頃、日本のネットニュースではメッシと並んでメッツの話題が書かれていた。MLB(Major League Baseball = 大リーグ)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)。
シとツは、ンとソなどと並んで区別の難しい文字。小学生の頃はよく間違えていた(かも知れない)。
海外で見かける日本語の看板やチラシなどでもよく間違われている。それらの間違いを見ると「今は外国にいるんだ」と思う。
世界にはいろいろな文字がある。外国人には簡単に区別のつかない文字もたくさんある。漢字でも、「人」と「入」や「日」と「曰」などは漢字圏以外の人にとっては意味不明だろう。
先日、ミャンマー料理店に行った。店員はミャンマー人、ミャンマー人と思しきお客さんもたくさんいたので、恐らく現地の味の料理なのだろう。メニューを眺めていたのだが、ミャンマー語(ビルマ語)の文字は判別が難しい。オーバーに言えば、ほぼ全ての文字がマル。例えば「မင်္ဂလာပါ」。「こんにちは」と言う意味(Google辞書による)。
日本人が見よう見まねでミャンマー文字の看板やチラシを作ると誤植だらけになるのは間違いない。日本語の文字を外国人が間違えるのも無理はない。
それよりも、日本で(もちろんその他の非英語圏でも)英語のサインに間違いが多いのが気になる。ほぼ全ての日本人が一度は習ったはずの言葉。多くの場合は前回書いたsummer timeのように和製英語や日本語的表現を英語にしたもので、多く日本人には理解できると思われるが、時には全く意味不明なものもある。
まあ、それらの間違いも日本に来た外国人が異国情緒を感じられるのであれば、それはそれで良いのかも知れないが。
今後はアメリカ初のニュースとして報じられるメッシとメッツ、間違えないようにしなければいけない。