夏時間

2023/7/14

20代の頃、オーストラリアの会社と仕事をしていた。日本の冬に来日したオーストラリア人と雑談をした時、「今、オーストラリアは夏時間だよね」と尋ねた、つもりだった。相手はしばらく戸惑ったような感じだったが、「そう、夏だよ」。
夏時間。英語では「day light saving time」、略して「DST」。
その時使った単語は日本語を直訳した「summer time」。今から考えると会話が噛み合わないのは当然なのだが、その時はday light savingと言う言葉が咄嗟に思いつかなかった。

まだ7月、夏休み前にしてすでに真夏。東京では連日35℃超えの猛暑日。個人的には「夏時間」が始まった。
夏時間と言っても時計を進めるわけではない。歩みを遅くするのだ。

普段は歩くのが速いのだが流石にこの時期は暑い。特に通勤時の朝、駅まで歩く時になるべく汗をかきたくない。とするとゆっくり歩くことになる。当然ながら、いつもの電車に乗るためには少し早めに家を出ないと間に合わない。
朝起きる時間も少し早く…なれば問題無いのだが、そこは余り変わらない。
いつも通りの時間に家を出て、一本遅い電車に乗ることが多くなった。定時より15分くらい前に事務所に着くようにしていたのが、定時ちょうどくらいになった感じ。

冬と夏で同じ生活リズム、と言うのはやはり無理がある。
以前、恐らく20年くらい前は、東京では35℃を超えることは滅多に無く、夏の盛りの8月お盆前後に数年に一度であった程度か。7月のこの時期にすでに35℃超え、歩くスピードを緩める程度では足りない。今までの生活パターンは根本的に見直さないと生きて行けないかもしれない。

みなさんくれぐれも熱中症には気をつけてお過ごしください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です