画報と畢竟 外来の言葉・文化

2023/7/8

外国語を勉強すると多くの場合、その外国語の意味を日本語で書いてある。

簡単な英単語の例で言うと
book: 本
pen : ペン
などである。

中国語を勉強し始めた頃、やはり中国語の単語が日本語で説明してあったが、理解できなかった単語が二つ印象に残っている。
画报: 画報
毕竟: 畢竟

先ほどの英単語で言うと、pen=ペン と同じような説明である。ペンは、恐らく令和の今でも、スマホが当たり前のZ世代でも、普通に日本語として通じる、はず。逆に純粋な日本語で言うのは難しい。

画報も恐らく日本語なのだが、しばらく何のことか分からなかった。今でも婦人画報と言う雑誌(?)はあるようだが、手に取ったこともなくイメージが湧かない。平成の言葉で言うと恐らく写真週刊誌のことだと今では理解している。

もう一つの畢竟、こちらはもう少し難しい。が、ある時、夏目漱石の小説を読んでいるとこの言葉が出てきた。作家の使う言葉と庶民が使う言葉が同じかどうか分からないが、夏目漱石が執筆活動をしていた大正時代にはこの「畢竟」は、ある程度普及していた言葉なのだろう。と言うよりも、自分が知らないだけで、令和の今でも女子高生の間では当たり前に使われている言葉かも知れない(?)

日本語には昔から外来語がたくさん取り入れられてきた。言葉だけではなく、食べ物など文化も同じ。

外部からの影響を日本風にアレンジして取り込むのが日本文化。「日本独自の」と言う枕詞を盾に反論する人もいるかも知れないが、こればかりは1人の力でどうにかなるものでもない。いろんなところの「いいとこ取り」。
個人的にも都合の良いことだけは取り入れて快適に過ごしていきたいと思う日々である。

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