小村の外国人受け入れ

日本では、外国人技能実習制度を廃止する方向で検討することになった。
技能実習とは名ばかりの人手不足解消システムだったので、個人的には良い方向に動いていくと期待したい。

人口減少、働き手不足で小さい村が消滅の危機にあるのは日本だけではない。

スペインのカタルーニャ(カタロニア)でも多くの村が人口減少に苦しんでいるようだ。そこで、人口が500人に満たない村々では、難民や移民に1年間の就労機会を与えることになった。英語では「Operation 500」と呼ばれる施策。

難民や移民にはもちろん言葉の問題もあり、実際には簡単では無いと想像する。それでも、あるシリア難民だった人は、信頼し合い、助け合って生きているカタルーニャの地で、ひとまず安住できているらしい。シリアででは内戦もあり人々は裏切りや疑心暗鬼で生きざるを得ないと言う。何よりも自然の豊かな片田舎の村は平和。

同じように人口減少に苦しむ日本、特に地方の小規模の自治体。同じことができるだろうか?
人口減少に瀕している自治体の多くは高齢化問題もある。それら多くの地域は「閉鎖的」とも言われる。同じ日本人であっても「都会」から移住してくる人々を歓迎するだけではないこともある。もちろん、地域や元から住んでいる人、移住してくる人などそれぞれの事情があると思われるので、ひとくくりに「田舎はこうだ」と決めてしまうことはできないが。

技能実習生に代わって、別の形で外国人労働者が日本各地に住むようになるとは思うが、一筋縄ではいかないと言う気もする。

カタルーニャの小さい村でも「よそ者」に良い感情を持たない人は確かにいる。それでも、難民・移民の一歩目は順調のようだ。
日本でも、少しずつでもこういった取り組みが進んで欲しい。

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