短い11両編成と観光公害
2023/3/31
出張で京都に行った。
京都駅を中心に電車移動だが、桜がほぼ満開の時期と言うこともあり、日曜日の昼間や平日の昼過ぎの主要駅や電車内は通勤ラッシュ並みの混雑。
東京駅も混雑していたが、それに比べても混んでいる印象。
考えてみると京都周辺の電車の編成は短い。
最も長い東海道線(琵琶湖線)でも、6〜12輌編成。
東京圏のJR東日本では、15輌編成が主流。東海道線などでは、時間帯によって10輌編成もあるが、駅では「短い10輌編成」とアナウンスされる。総武快速・横須賀線では「短い11輌編成」である。
人口規模から言えば、近畿圏は東京圏の半分にも満たないので短い編成でも仕方がないと思うが、観光客が増えてくるとますます「観光公害」がひどくなっていくような気がする。特に高齢化率が高いと思われる京都市内では、住民の電車での移動が不便になることも考えられる。
もちろん、電車の編成を長くして輸送力を増やせばすべて解決するわけでは無いのだが、電車の混雑を体感して、新型コロナ以降の活動が本格化する今後が今から心配である。
路面電車や水力発電所など日本初を数々生み出した京都。人口あたりの大学生数も日本一。高齢者の困ったを若い学生の力で解決、新しい日本初で観光郊外に悩む世界の模範となって欲しい。