マスク論争と同性婚と多様性

2023/2/11

新型コロナ感染症が現在の2類相当から5類に変更されることがほぼ決まった。それに伴い、卒業式シーズンには原則マスク不要となる見込みであるとも「政府」が発表している。

マスク着用。
報道番組の一般市民へのインタヴューを見ていると「政府に指針を示して欲しい」と言う論調の回答が多かったように思う。恐らく一部の意見だとは思うが「お上」の言うことを素直に聞く日本国民らしい。

これは「模範的なサラリーマン」にも通じる態度なのかと個人的には思う。
「会社」から言われた通りに仕事をする。上司とは波風立てずに大人しく従い、出世階段を淡々と登って行く。
会社の方針に合わないことに挑戦しようとする人は「叩かれる」。周りと同じことをしないと心地良く生きて行けない会社。

会社内だけの話であれば、転職や起業すればいい。ところが、日本国全体、社会全体が同じような状態だとそこから逃れるのはそれほど簡単では無い。

思い付く解決策は
・国外に脱出する
・山奥などに逃れ、世捨て人になる
・自ら命を絶ってしまう
などだろうか。

人口が増えて住む土地が無くなるような時代であれば、同志を集めて山奥を自ら開拓して「社会」を新しく作ることもできたのかも知れない。
令和の現代は、もう一つ「世捨て人」になれる方法がある。ネット社会に生きる道を見つけ、世間から見れば「引きこもり」と言われる状態。

政府や社会が示す「標準的」「平均的」「一般的」な生き方しか認められない日本。

同性婚問題についても同じ。恐らく多くの日本人にとっては同性婚は自分事では無い。「標準」からは外れている。
マスクを着用するかどうかは「自分で判断しろ」と言われても困る。政府に「標準」を示して欲しい。

思考停止の日本国民。

最近盛んに議論されている「多様性」。なかなか前途多難であるが、もっともっと「異端」な人々が多くても困らない。もちろん自殺や犯罪は無くすべきではある。

多様な特性を持つ個体がいないと、大きな環境変化があったときに種(しゅ)が絶滅してしまうかもしれないのが生物界。
日本にも多様な人々がいてこそ、世界情勢の変化が激しい世界を生き残っていけるはず。

もっと「異端児」を目指そう。

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