日本の衰退と発展 ワールドカップ

2022/12/19

FIFAワールドカップ・カタール大会、強豪国同士の決勝戦は、すごい試合でしたね。
両チームのエース10番があわせて5ゴール。

そのワールドカップ、今回は日本チームも含めて「ジャイアント・キリング」と言われる試合結果が多かった。

ワールドカップの歴代優勝国はたったの8ヶ国。
直近では、2010年南アフリカ大会でのスペイン、1998年フランス大会でのフランスが「初優勝」を果たしている。

先ほどの「ジャイアント・キリング」と言う見方も恐らくこれら歴代優勝国、または、それに近い成績を残している国々から見た感想かと、日本人としては思う。

国際政治・経済の世界ではG7が「先進国」と言われて来た。日本もこの中に入っているが、GDPでは2010年に世界第2位になった中国が成長を続けて、日本との差は拡大し続けている。
もはやG7が経済の中心とは言えないのは周知の通り。

サッカーの世界も同じ。
ワールド歴代優勝国を見てみると、イタリアはヨーロッパ予選で敗退。
日本に負けたドイツ、それにウルグアイはグループリーグ敗退。
代わってアフリカ大陸のモロッコのベスト4、アジア勢3ヵ国のノックダウン・ステージ進出。
いずれも初めてのこと。

さすがに決勝は、フランスとアルゼンチンと言う強豪国の対戦となったが、歴代優勝国だけが強い時代は終わった。
日本もサッカーでは徐々に強くなっている。

それに反して、経済では「先進」7ヵ国の地位は益々低下している。

日本人が見る東南アジアや中東諸国、アフリカ、ラテンアメリカ諸国の経済発展。歴代優勝国から見る日本やモロッコの躍進と同じように「格下」の頑張り、と見てはいないだろうか?

経済競争からは脱落目前(もうしている?)の日本がずっと心配である。
世界中が注目するワールドカップの決勝戦に日本が近付いているのは楽しみではあるが。

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