料理の見張り 政府の対応

2022/10/4

朝のニュースを見ていると突然「Jアラート」が飛び込んできた。北朝鮮のミサイル発射、本州上空を通過。

近隣諸国が軍事的な示威行動を起こすと日本政府は「厳重に抗議する」。
また、例えば最近の円安動向を巡っては「緊張感を持って推移を見守る」。

このような実効性を伴うかどうかよくわからない反応を示すことが多い。

「見守る」と言う言葉を聞くと、なぜだか「料理の見張り」を思い浮かべる。

「見張り」が必要な調理は、長い時間が必要な煮物などが多いと思う。
調理の途中で、「鍋見といて!」と言われても、普段から煮物などを料理していないと、何をどうすればよいかわからない。
例えば、10分くらい煮込む、と言うことだとしても、途中で見張りを言われた場合は、いつから煮始めたかわからない。
自分の知らない料理だったりすると鍋の中の状態を見て、調理がどの程度進んでいるのか判断するのが難しい(自分にとっては)。

料理の見張りを依頼した人が帰って来て「鍋見といて、って言ったじゃん!」と言われても困る。
ちゃんと「見て」いた。
少なくとも、吹きこぼれたり、沸騰したりしないように火加減の調節くらいはする。
具体的な指示が無い料理の見張りなんかこの程度だと個人的には思っている。

政府などの「緊張感を持って見守る」のも同じかな、と思う。
見守るだけの間は、大事には至っていない(と信じたい)。

沸騰や吹きこぼれたりする兆候が見られた時には火を止めたり、火を弱めたりと言った対処が素早くできる政府であって欲しい。

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