三つの国葬

2022/9/27

安倍晋三元首相の国葬が終わった。
賛否両論があるのは当然だと思うが、故人の霊は静かに送るのが日本的なのかとは思う。

少し前に執り行われたエリザベス女王の国葬。
こちらは、一外国人として国葬(State funeral)は当然だろう、と思ったが、それでも王政に反対する人など国葬反対のデモなどはあったと報道されている。

イギリスにしても日本にしても政府方針に反対するデモを行うことは認められている。普通は拘束されたり、罪に問われたりすることはない。
もちろん暴力その他過激な行動を起こした場合は別であるが。

世界には「政府に反対」するだけで拘束されたり、逮捕されたりする国々もある。

最近のニュースでは、ロシアで「軍事作戦」への「部分動員令」に反対する市民が警察からデモの排除や拘束などされた。

イランではヒジャブ(髪を隠すスカーフ)の着用方法を巡って逮捕された女性が死亡したことに対するデモが広がった。治安当局のデモ鎮圧で数十人が死亡したと言うニュースも最近のこと。

少し前に遡ると、香港やミャンマーなどでも同様のことが起きた。
その他世界各地で似たよう「事件」は現在進行形で起きている。

独裁国家では反対意見がほとんど無いケースもある。
国葬に限らず「賛否両論」があるのは民主主義国家では当たり前。

「反対デモ」が起きることは肯定的に考えればよいのかと思う。

国葬(State funeral)と言えば日本ではあまり報道されていないようであるが、オーストラリアでもあるようだ。

昭和世代にとっては日本の国民的歌手(*)とも言えるオリビア・ニュートン ジョン(Olivia Newton-John)。
アメリカ・カルフォルニアで8月に亡くなったオリビアさん、育ったオーストラリア・ビクトリア州(Victoria State)でState Funeralが予定されているようである。日本語ではもしかしたら「州葬」かも知れないが、いずれにしても栄誉を讃えた音楽葬になると書かれている(葬儀が行われたというニュースはまだ見つけられない)。

こちらについても、やはり賛否両論があるのだろうか?

* 「我が国の音楽文化の発展及び友好親善に寄与」した功績が認められて「旭日小綬章」を2021年秋に受章

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