外国人との宗教の話し
2022/8/21
このところマスメディアでは、政治家と旧統一協会についての報道が多い。
高校生の時だったか、英語の先生が「親しく無い人とは政治と宗教の話しはしないように」と言っていた。
はじめて海外に行ったのはオーストラリア。
現地でお世話になったある人から「宗教は何?」と尋ねられた。
「英語の先生が言うてたこととちゃうやん」と思ったが、質問には答えないといけない。
「宗教は無い」と言うと、「うちの主人の一緒だね。神(God)を信じているんだね。」と言われた。
当時はそれを否定する英語力も考えも無かったので、そこは曖昧なままですませたが「Godは宗教じゃ無いんだ」と少し不思議な感じがした。
日本で「神」と言うと「八百万神(やおろずのかみ)」または神道の神様。明確な区別はついていないが、神社に祀られているのが神道の神様で、大木や岩など自然にあるのものが八百万神だろうか。
お隣の国・韓国はキリスト教徒が多い。
親しくなると時々宗教の話を持ち出してくる韓国人もいる。
ある時、宗教の話になり「日本人は宗教を信じる人が少ないのになぜこれだけ経済発展したのか不思議」と言われたことがある。
「苦しくなった時に何を信じるんだ?」と。
多くの日本人はそんなことを考えたことも無いかも知れないが、宗教を信じる人たちにとっては信じる拠り所があるのが生きる励みになるのかも知れない。
幸いなことに(?)多くの日本人の生活には、仏教でもキリスト教でも特に違和感なく溶け込んでいる。
お盆は仏教、クリスマスはキリスト教、初詣は神社。ほとんどの日本人にとっては何の疑いも無く存在するイベント。
この感覚はもしかしたら日本人以外の人たちから見れば異常なのかも知れない。
外国人と宗教の話しをする機会はそれほど多くは無いかもしれないが、ゼロでは無い。
あらぬ誤解を生まないためにも、そんな時にある程度は日本人の宗教感を説明できると良い。