昭和の喫茶店

2022/7/20

前回に引き続きコーヒーについて。

昭和から平成初めに掛けて、コーヒーは値段が高かったような気がする。
はっきりとした記憶は無いが、一杯400〜500円だっただろうか。

コーヒー1杯で一人で、または、友人などと時間をつぶす、と言うのは今も昔も変わらない。

ノートパソコンやスマホはない時代なので、一人で入った時や待合せに早く着いた時などは主に文庫本やマンガ、雑誌、新聞での時間つぶしだった。
当時はこれらの店は喫茶店と呼ばれ、店にはこれらの「読み物」が備え付けられていた。ゲーム喫茶と言うのもあった。

雑誌や漫画本を何冊も買うよりは、喫茶店でそれらを読んだ方が、コストパフォーマンスが良かった。少なくとも、自分にはそう言い聞かせて、高いコーヒーを飲んでいたと思う。

今のようにスマホや携帯電話代に月に数千円も支払うことは無かったので、喫茶店代は貧乏学生にも払えたのかも知れない。

いつの頃からか、コーヒーは150〜180円程度になったが、ドトール・コーヒーショップが普及してからだろうか。その後、似たような価格帯のチェーン店が増えて行った。スターバックスやタリーズなど少し高めのチェーン店も増えたが、それでも普通のコーヒーであれば平成初期の500円ほどは高くない。

チェーン店には、一部を除いて新聞、雑誌や文庫本などは無い。

仕事の合間に喫茶店に入ることもあったが、ノートパソコンで仕事をするわけでも無かった。会社の資料を広げていた記憶もない。新聞を読むのが定番だったのだろうか?
今となっては思い出せない。

喫茶店と言う言葉も最近は聞かなくなった。
東京圏に住んでいるためか、「茶しばきに行こ」と言う表現も聞かなくなった。

コーヒー豆はほとんどが輸入。輸送の混乱や需要の増加でコーヒー豆が不足気味だと言う。今の円安が続くと日本のコーヒー代も昔のように高くなってしまうだろうか?

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