KAZU I 嫌な予感

2022/5/27

知床半島クルーズ中に沈没したKAZU I。
120mの海底から引き上げられ、斜里の港まで曳航された。

その途中、運搬中の5月24日に作業船から「落とされて」しまった。
後出しジャンケンになるが、曳航されると聞いた時、また海に沈むんじゃないかと、嫌な予感がしていた。

曳航中の船の沈没。
静岡県沼津・内浦湾で毎週のようにヨットに乗っていた頃、同地で係留されて海上レストランとなっていた客船スカンジナビア。
レストランとしての営業が終了し、2006年、スウェーデンで海上ホテルとなるべく沼津を出航した。出航といっても自力航海はできず、曳航された。

スウェーデンへの長旅を考えると沼津を出て間もなく、和歌山県潮岬沖で沈んでしまった。乗客・乗員の乗っていない船だったので、大きなニュースにはならなかったが、馴染みの船が沈んでしまったのは悲しかった。

今回のKAZU I。引き上げた後、作業船のアンカーが打てる場所まで曳航すると聞いた時に、真っ先に思い浮かんだのはスカンジナビア。まさか、とは思ったが曳航中に本当に沈んでしまった。

滅多に当たることは無い嫌な予感。当たった時は、そんなこと考えなきゃよかった、と後悔(?)してしまう。

KAZU I、今朝180mの海底から引き上げられ、サルベージ船に引き上げられた。
沈没の原因究明が進められることに期待したい。

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