武将と歯車 戦争の犠牲者

「戦争」が始まった。
国際政治や軍事関連には素人なので、戦争と呼ぶかどうか知ら無いが、テレビ・ニュースでは、ウクライナでは「戦争警報」が出されたと言っていた。

「戦争」を始めたのは政治指導者。実際に戦うのは兵士。犠牲になるのは、兵士と一般市民。
戦争を始めた指導者には、一般的には生命の危険は無い。

西側諸国は経済制裁を打ち出しているが、こちらも大きな犠牲を強いられるのは、立場の弱い市民。

歴史が始まって以来、「偉い」人は犠牲になることは少ない。名も無い庶民が犠牲になって来た。リーダーとして生き残った人だけが「偉い」人、と後に称賛されている、と言う可能性も大いにあるが。

昭和の企業では、従業員は「歯車」とも言われた。大きな機械を動かすには歯車が必要。大事なパーツだが、壊れたら取り換えれば良い。大会社から見た一般社員の例え。

北京冬季オリンピックで物議を醸したフィギュア・スケートのカミラ・ワリエワ選手のドーピング疑惑。15歳の彼女自身が知っていて摂取したのか、周りの「おとな」たちの陰謀なのか分からない。組織的なドーピング違反で、国としてのオリンピック出場が認められていないロシアから、ROCと言う看板で、個人の資格で出場しているワリエワ選手。
こちらも、薬物による身体的・精神的負担を受けるのは、現場で活躍する選手。指示したコーチや役人は、少なくとも身体的には何ら傷を負わない。

独裁的な「武将」が下っ端の「庶民」を犠牲にする戦争。早期に終息して欲しい。

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