隣地と隣国
2022/2/17
以前、家を探しているときに、立地・値段とも良さそうな物件があった。
唯一、最大の懸念は隣地の資材置き場。高いコンクリート壁があったが、その向こう側には資材が壁高く積み上げられていた。
気のせいかも知れないが、壁がたわんで今にもこちら側に倒れそうかかってきそうだった。
結局は、その家は買わなかったが、もし住んでいる隣の敷地がそんな感じだったらどうだろう?
まずは、資材を無くす、または、減らしてもらうように一人で、または、近所の住人と一緒にお隣さんに交渉する。
それと同時に、壁が倒れ掛かってこないように、自分の土地側にも壁を造って補強する、と言った感じだろうか。
相手の壁が高くなると、こちら側もより高い、または、強い壁を造りたくなる。
隣地との諍いは国同士でも似たような感じ。
自分の敷地の近くに、軍隊が増えてくると、相手にその意思が無くても心中穏やかで無くなってくる。
まずは、軍備を無くす、または、減らすように交渉する。第三国を味方に引き入れ、交渉を応援してもらう。
こちら側も、相手に対抗すべく軍備を増強する。
相手側から見ると、こちらの人数(味方)が増えると不安になり、ますます軍備増強に進む。
個人でも国家でも隣の動きは、気になる。
いつも笑顔でニコニコは難しいが、相手が静かになるとこちらも静かにできる。
言うのは簡単だが、実際は難しいこともある。
アジア大陸の西側、東側、ずっときな臭い。