スパイ – 現実の事件

2022/2/5

北京冬季オリンピックが始まったが、世界はますます混沌として来た感じがある。

ウクライナをめぐるロシアとNATO諸国の睨み合いは毎日のようにニュースで報道されている。
一方、アジアの東では北朝鮮がせっせとミサイルを発射している。
西側諸国とロシア・中国を中心とした東側諸国の対立は今に始まったことでは無いが、最近は素人にも分かるくらい報道量が増えている。
中国が春節休みに入ったタイミングで、日本も西側諸国に遅れまいと、ウイグルや南モンゴル、香港などでの人権侵害に懸念を表明する決議を衆議院で採択した。

一方で、対テロリストの戦いも続いている。

そんな中「スパイ活動」に関するニュースが2件あった。

一つは、中国人ロケット技術者の米国亡命
もう一つは、シリア北西部で米軍が実行した過激派組織ISIS(イラク・シリア・イスラム国)指導者暗殺ミッション

前者は、亡命に当たってはMI5やCIAが関与したとのこと。
トム・クランシー(Tom Clancy)や落合信彦など好きでよく読んでいたスパイ小説を思い出した。

スパイは日本語で言うと「忍者」(ウソ…本当は間諜)。
英語では「spy」と言うことは少なく、「intelligence officer」が普通かと思う。CIAの「I」もintelligence。
いつだったか日本が「情報収集衛星」を打ち上げた時には、アメリカかイギリスのニュースメディアが「spy satellite」と表現していたことがあった程度。
身分を隠して活動するので、現実世界にはあまり登場しない影の世界の主人公。

今回のようなニュース記事を見ると、日々いろいろなところで情報戦を戦っている方々がいるのだと改めて思う。

自分は今までスパイに遭遇したことは無いとは思っているが、ニアミスはあった。
2006年に公開された『ミッション:インポッシブル3』。当時の勤務先、上海・浦東の高層ビル群で帰宅途中にロケ中の撮影クルーを見かけた。

スパイ天国の日本。あなたの隣りにいる人もスパイかも…

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