カンニング対策

2022/1/28

大学入学共通テストのカンニングが大きなニュースになっている。

学生時代には、カンニングペーパーが床に落ちていることは日常茶飯事だった。もちろん、誰かが作ったカンニングペーパーを隣や前後の席の同級生に渡すためである。

カンニングは、もちろん不正行為だが、日常的にテストを受ける学生にとっては、テストとカンニングは切っても切り離せない関係にある。
自動車の横断歩道での一時停止違反や自転車の無灯火走行と同じくらいありふれている。

出頭した大学生は、そんなカンニングがこんなに大きな問題になるとは思ってもいなかっただろう。ひとつは、「手口」が今までにない「画期的」な方法だったのも一因。

社会人になると「カンニング」と言う言葉はほとんど聞かない。
個人的にはテストを受ける機会がほとんど無いからだとは思う。

仕事で作成する資料などは、ネット上も含めて色々な資料を参考にして、相手に伝わるようにまとめる。記憶に頼って不確かな情報を載せることは無い。

共通テストの内容は見ていないので分からないが、昔と同じであれば、教科によっては「記憶力」「知識」を問う問題が多いのではと想像する。記憶力を鍛え、知識を増やすことは悪いことでは無いが、大学生くらいの年代になると、違った能力も必要になってくる。

今回のカンニング「事件」はスマホの動画撮影機能を使った不正だと思うが、これらの不正を防ぐのは難しい。
テストを作る側は「知恵」をしぼり、カンニングに負けないテスト問題を「考える」方が、不正防止対策を施すよりも有意義だと思うが、どうだろう?

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