オリンピック反対運動

2022/1/26

いよいよ冬季北京オリンピックの開幕まで10日を切った。
振り返ると半年前は東京でオリンピックが開催されていた、はず。実感は無い。

2019年のラグビー・ワールドカップでは、競技会場に見に行くことはできなかったが、街中で大会開催の雰囲気が味わえた。
山手線には一目見てわかるウェールズ・サポーターが乗り込んできた。
東京駅近辺には国内外のサポーターと思われる人たちが歩いていた。

昨年の東京オリンピック期間には、全くそんな雰囲気を感じることは無かった。
個人的には、新型コロナ感染の退院後で基本的に自宅療養中だったこともあるが。

さて、2月4日から始まる北京オリンピック冬季大会。
一般客の入場券は販売せず、国外選手や関係者は「完全バブル」の中に閉じ込められるらしい。ゼロ・コロナ政策を目指す北京市政府は、もしかしたら一般市民の外出も制限・禁止するかも知れない。市民と選手たちとの接触は恐らく完全に断ち切られる。

北京とその周辺(河北省)の競技会場をIOCに貸し出すだけ、と言っても過言ではない。

東京オリンピック開催前には、当時の新型コロナ・デルタ株感染拡大もあり、開催反対が議論になった。ネットでの反対署名は50万票近くに達した。
北京の詳細な状況はわからないが、個人レベルでは歓迎しない人も多くいるに違いない。但し、表立って反対意見を述べようものなら抹殺されてしまう危険性のあるのが中国。表向きは反対意見は出ない(出せない)と想像できる。

選手や関係者についても、東京オリンピックよりもさらに「息苦しい」生活を強要されるに違いない。
クマのプーさんがネットで検閲されている中国で開催されるオリンピック、羽生結弦選手の演技終了後のプーさんは許されるのだろうか?

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