罪悪感を捨てて休む
2021/12/21
先週末には命に関わる悲しい2つのニュースが飛び込んで来た。
大阪のクリニック放火と亡くなった神田沙也加さん。
大阪の現場は、出張時にはほぼ毎回通るような馴染みの場所。
地下にはドーチカ(ドージマ地下センター)があり、地下を通ることも多いが、天気が良い時は地上、まさに、現場の下を通る。
神田さんは俳優として花開き、これから益々大きくなろうとしている時期。ご両親が昭和世代の超有名人。
ご遺族などの心痛を思うと言葉が出ない。
両件とも現時点で詳細は明らかになっていないが、こう言う事件が起きるといつも思うのは、日本人の同調性。
本人が「他人と同じでいなきゃいけない」ことに悩んでしまう、と言う「逆」同調性もあるのでは、と思う。
大阪のクリニックは心療内科等だったと言うことだが「他人と異なる自分」に悩んで通院されていた方々もいらっしゃったと想像する。
今回の両事件に関連するかどうかはわからないが、「逆同調性」の一つが「休む」ことへの意識。
20代の頃にアメリカ出張に行っていた頃、多くの優秀なエンジニアが「一生懸命遊ぶ」ことを大切にしていた印象があった。
遊ぶためには、時には休暇も必要。
日本では、今でも、政府主導で有給休暇の取得促進を企業にお願いしている有り様。考え方がずいぶん違う。
まだまだ多くの日本人は「休むことは悪」と言う無意識の感覚がありそう。
新型コロナの後遺症で通院している自分は、外来の医師から「しっかり休んでください」と言われたことにも勇気づけられ、罪悪感を捨てて休めている。
折しも、昨日見つけた記事(→こちら)には、休むことの大切さが書かれていた。
仕事その他日常生活に疲れて、行き詰まってしまう前に休む。もう少し大目に見てもらえると日本も住みやすい国になりそう。