新札の紙幣

2021/10/30

先日、1万円札を新札に交換してもらおうと銀行に行った。
案内係の人曰く「両替手数料220円必要ですがよろしいですか?」。聞くと、口座(キャッシュカード)を持っている人は両替機で、両替できるらしいがその支店には両替機が無かった。
どうしても新札である必要は無かったので、諦めて帰って来た。

また、たまたま読んだ記事によると、銀行に硬貨を預ける際にも、枚数が多いと手数料が取られるそうだ。硬貨の額面に関わらず枚数計算なので、1円玉をたくさん預ける場合は、手数料の方が高くなってしまうこともある。

同じように「お釣り」として大量の小銭が必要な商店なども大変である。
銀行などに行って、硬貨に両替してもらわなければならない。この場合も当然手数料が掛かる。

キャッシュレス決済が増えているからと言って、現金払いが無くなってはいない。実際、スーパーその他で買い物をする時も、財布から小銭を探すのに時間を掛けている人が日常的にいらっしゃる。

銀行の立場で考えると、低金利政策が続いているなか、収益が厳しくなり、価値を生み出さない両替サービスは有償にせざるを得ない、と言うのはよく分かる。

両替で思い出したが、まだ日本では現金払いが当たり前だった頃、出張で日本に来たアメリカ人が「1万円札を両替したいので銀行に連れて行ってくれ」と頼んで来た。当時の先輩が対応したのだが、銀行に行ってみると1万円札を千円札に変えたいと言うことだったらしい。
確かに、当時のアメリカでは100ドル札などの高額紙幣は断られることが多かったので、日本の1万円札も使えないと思ったのかも知れない。

幸いなことに(?)日本では、いまだに1万円札は健在である。自分は、クレジットカードやSuicaなどのICカードを使うことが大半であるが、現金でないと支払えない店を使うこともまだ多い。
さすがに数十円の買い物に1万円札を出すのには勇気がいるが、例えば数百円のランチ程度であれば、問題無い。

新札の紙幣が欲しいのはお年玉。多くの人はいまだに現金で子供に手渡していると思う。
少し気が早いが、年末ギリギリになって手数料を支払って新札に両替してもらう必要が無いように、今から準備しておいた方が良いかも知れない。

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