ときぐすり 新型コロナ後遺症

2021/10/21

新型コロナの後遺症に関し、会社に紹介された医者に面談に行った。

新型コロナは、急に出てきた新しい感染症で分かっていないことが沢山あり、特に後遺症については医療関係者の間でも模索が続いている。ただ、日本での臨床結果では、感染6ヶ月後よりも1年後の方が、明らかに後遺症の比率は減っている。

こう説明された後「『ときぐすり』は必ず効きます」と言われた。
後で調べてみると数年前の小説のタイトルになるなど、世間的には割りと普及している言葉なのかも知れないが、自分の中では「???」だった。
直ぐに「間違い無く時間が経てば改善しますよ」と言い直してくれた。

「時薬」
元々は、大事な人を亡くした、失恋した、事故に遭遇して苦痛を受けた、など精神的な苦痛を和らげるために、昔からよく言われている「時間が解決してくれる」と言うこと。

その先生が言っていたのは、「新型コロナは、肺炎が目立っているが、最近は、全身の感染症だと言うことが分かってきた。脳も含めてどこに症状が出てもおかしくない」。
感染後約5ヶ月。未だにブレインフォグと呼ばれる症状は治らない。

7〜8月は出社もせず、徐々に改善していった実感はあった。
9月以降は時々出社するようになり、打合せも時々あった。簡単な事務的な打合せはそれほどでも無いが、仕事の話しをした後は、帰りの電車から翌日、翌々日あたりまで頭痛や倦怠感などの症状がひどくなり自分が使い物にならない感がある。

単に、仕事が嫌なのか、と勘繰られるかも知れないが、冒頭に書いた医者との面談後も同じだった。

このブログを書くなど、「引きこもって」一人で「創作活動?」をしている分にはそれほど症状が出ないが、返事する前提でメールを読むなどもつらい。
2〜3行の挨拶文程度であれば問題ないが、例えば10行程度を超える複雑な内容のメールは読めない。もちろん、文字は追っているので読んではいるのだが、返事をするにはそれなりに理解しないといけない。理解をしようとすると、普段の何倍もの集中が必要で、メール1通で疲れてしまう。2〜3通読むと、以後1日〜1日半程度は自分が使いものにならない。

新型コロナ後遺症外来を紹介してもらったので、まずは、その病院で診察を受けることにしたが、結局は「ときぐすり」の効果を待つしかないのだろうか。

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