北海道 と 自民党

2021/10/17

「でっかいどぉ 北海道」
北海道旅行を促進する為にANAがCMのキャッチコピーで使ったのが最初だとか。

北海道は、日本の都道府県面積では当然1番広い。
2位の岩手県に比べても約5.5倍、関東地方(一都六県)と比べても約2.5倍、断トツに広い北海道。
人口はと言うと、全都道府県中8位。但し、広い面積だけあって人口密度は、全都道府県で最少(約70人/㎢)。

さて、ニュースなどでは都道府県別の情報がよく報道される。
最近では、新型コロナ関連の人数。
全国的に第5波が収まり、感染者数が減少しているが、北海道の新規感染者数は下げ止まり、前週に比べて増加に転じたらしい。

交通事故の死亡者数も都道府県別だと、北海道は常にワースト3くらいに入っている。
物議を醸している都道府県魅力度ランキングでは、13年連続で北海道は1位。

冒頭にも書いたように面積では断トツの大きさを誇る北海道。
それをまとめて他の都府県と同一レベルで論じるのはどうも違和感を感じる。

北海道内では「支庁」と言う呼び名で、10数個の地方に分けられていた。
今は支庁と言う呼び名は公式には使わなくなったようであるが、現在も石狩、空知、上川などの地方に分けられている。北海道に行くと、人々の会話などにこれらの地方名が当たり前のように出てくるが、土地勘が無いとどこの話しをしているのかさっぱりと分からない。

衆議院議員選挙が近づき、ふと、自由民主党は北海道と似ているな、と思った。

戦後のほとんどの時期で政権を担う与党であり、現在も議会の過半数を占める大勢力。
総裁選では盛んに「派閥」の支持者数などが報道された。
一言で自由民主党と言っても、中身は複数の派閥の集まり。外部の素人から見て良く分からないのも北海道の支庁と同じ。

北海道を他の都府県と同じレベルで論じる、自民党を他の政党と同じレベルで論じる、何となく違和感を感じるのは自分だけだろうか。

今回の衆議院選挙では、野党連合と言う動きもあるが、こちらはこちらで全く別の地区にある都府県を集めて、一つの地方にまとめている、と言う別の違和感はある。

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