今日の仕事は楽しみですか?

2021/10/6

「今日の仕事は楽しみですか?」と言うキャッチコピーの広告を巡って少しばかり騒ぎになっている。
品川駅の東西自由通路には大型のデジタル・サイネージ(広告用の液晶ディスプレイ)が並んでいる。
そこに「今日の仕事は楽しみですか?」と言うコピーの広告を出したところ、批判を浴びて撤回したと言うニュースだ。

今日の仕事は「楽しみでは無い」人は、自分も含めて相当数いるだろうから、批判が来るのは理解できる。
ただ、単なる問い掛けであるキャッチコピーの広告を取り消す、と言うのは少し理解に苦しむ。
当然、コピーを作った人(または企業)は仕事を楽しんでいない人もいるだろう、とは想定していただろう。もし想定していなかったとすればそれはそれで問題ではある。
想定していたとすれば、批判が来た時の対処法も考えていたとは思われるが、それが広告の取り消しだったのだろうか?

広告に限らずどんな表現、発言に対しても反対意見と言うのは当然ある。一般的には、反対意見は声を大にして表されるが、声を大にして賛成と言うのは少ない。議会や一昔前の株主総会くらいしか知らない。株主総会では社員株主などが議案に賛成する時「異議無し」と叫んでいた。

件(くだん)の広告に実際にどの程度の反対意見が来たのか知らないが、「その他大勢」は、広告に対して賛同しないまでも少なくとも特に気にしない、人たちだと思う。

意見などを強制するのは論外だが、問題提起自体に反対意見を述べて議論の場を無くしてしまうのは、どうなのかなと個人的には思ってしまう。

広告取り消しに対して、反対意見が多ければ、再び広告が掲載されるのだろうか?

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