フェイクニュースの無い世の中
2021/9/26
SNSで海外の知人がシェアしてくれる情報には面白いものも多い。中には、言語の問題で何が面白いのか全く分からないものもあるが。
その中で、最近面白いなと思ったのは、ネットの情報が全て正しい、と信じてはいけないと言う当たり前の教訓。日本語にすると以下のような投稿があった。
「インターネット上の情報が全て正しいとは限りません。 紫式部」
真理を突いた至極真っ当な言葉である。
テレビやラジオ、新聞、書籍など昔から情報を伝える手段はたくさんあるが、もちろんどのメディアであっても伝えられる情報が全て正しいとは限らない。
SNSなどインターネットで展開されるものが昔からあるメディアに比べて大きく違う点があるとすれば、誰でも気軽に情報発信ができること。悪意のあるもの、単なる勘違い・間違い含めて、間違った情報が溢れている。それらを正しいかどうか判断するのも、現代人に求められる能力の一つかも知れないが、その能力の取得はなかなか難しい。
能力を判定する方法はいくつかあるが、その中に
・知る
・わかる
・できる
・教える
と言う4段階がある。
全ての人が、どんなことに対しても、最低でも「わかる」レベルであればフェイスニュースが拡散する心配は少ないかも知れないが、そんな世界はあり得ない。
知らないことを「知る」ことも人間の本能の一つ。
予備知識無しで、ネット上の情報から知ろうとすると、どうしてもフェイクニュースを信じてしまいがち。
色々な情報が簡単に得られる世の中、知らない分野の情報については、ある程度は疑ってみることも大事。
ところで、上に書いたインターネット上の情報に関する真理、英語版では言っていたのは紫式部では無く、William Shakespeare。