アメリカのセレモニー

2021/9/13

9.11アメリカ同時多発テロの追悼セレモニーのライブ映像を観ていた。
航空機が激突したワールドトレードセンターとペンタゴン、目標に激突せずに墜落したペンシルベニアの3箇所からの中継だった。

式典は最初のテロ現場ニューヨークから始まった。
星条旗の入場がスコットランドの伝統楽器バグパイプ伴奏だったのは意外だった。日本だと笙(しょう)や篳篥(ひちりき)と言ったところだろうか。確かに、アメリカのどこかのお祭りでバグパイプの演奏を見たことがあるが、フォーマルな場ではバグパイプなのかと感じた。

ニューヨークの会場では、遺族代表のスピーチや犠牲者名の読み上げなどが延々と続いたが、会場にはバイデン大統領とオバマ、クリントンの民主党の元大統領夫妻が参列していた。
ツインビルへの航空機突撃の時間、ビル崩落の時間など区切りの時間には黙祷が捧げられ、改めて20年前の光景(テレビ映像)を思い出さずにはいられなかった。

途中、音楽の演奏などもあったが、最初はブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)。アコースティック・ギターとハーモニカの弾き語りだったが、服装が黒っぽいビジネスジャケットに黒いネクタイ。アメリカでもこう言うセレモニーの時はネクタイ着用なんだな、と思った。

アメリカではネクタイ着用の場面は非常に少ないが、確かにニューヨークでは街を歩いていた人もネクタイ姿が多かった印象はある。

参列者を見てみると、Tシャツやジーンズなどの人もいて、色々な服装が混じっていてこちらはアメリカらしいなとは思った。流石に、現・元大統領はネクタイ着用だ。また、全員では無いがほとんどの人がマスクを着用していたのもある意味意外だった。

民主党の新旧大統領3名はニューヨークだったが、共和党の元大統領、9・11当時のジョージWブッシュ氏はペンシルベニアの航空機墜落跡地でスピーチを行った。もちろんネクタイ着用。

存命するもう一名の共和党前大統領トランプ氏は、9月11日はフロリダ州。
こちらは、テロとは関係の無いボクシング・マッチのコメンテイター。さすが自由の国アメリカ!
トランプ氏もネクタイ着用だったが、現職時代のシンボルカラー赤では無く、青いネクタイだったのはどういう意味だろう。

ほぼ全員が同じような服を着て、式次第に沿って行動する日本とは少し違うようにも見えたが、遺族を追悼する気持ちは同じ。

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