シドニー
2021/9/5
海外に行けず「ところ変われば」の新しいネタを仕入れる機会が無くなった。そんな中、何故だかオーストラリア・シドニーの夢を見た。
景色はシドニーでは無かったが、夢の中ではシドニーにいたことになっていた。オーストラリア一番の繁華街と言われるキングスクロスは何故だか砂利道で、自動車は走っていなかったが、人出は多かった。確かに繁華街。一貫性の無いのは夢の常。
初めて行った海外はオーストラリア。大学の卒業式をすっ飛ばして、会社の内定通知書を担保(?)に銀行から借金して、一人でツアーに参加した。ツアーと言っても、往復の航空券と一泊目のホテルだけがセットで、あとは自由行動と言う約3週間のツアーだった。
シドニーの空港では、現地係員(日本人)の出迎えがあり、バスでホテルまで。ホテルにチェックインするとすぐに市内観光(オリエンテーション)だったが、部屋からロビーに戻るとすでに出発した後だった。高齢者のツアーだと返金ものの係員の怠慢だが、学生相手には関係無い。置いてきぼりを食った自分も、団体行動は苦手なので、一人でバスに乗り海を見に行った。Elizabeth Bayだったかと思うが、町外れの海だった、という事以外あまり覚えていないが、基本的に行き当たりばったり。
夢に出て来たキングスクロスも歩いたはずだが、ほとんど印象に残っていない。こじんまりとした都会だった。
その後は、東海岸を北に行き、シドニーに戻ったのは約2週間半後。再び一人で、コアラを見に電車に乗って動物園に行った。記憶が正しければ、Blacktownの小さな動物園。日本人のハネムーン・ツアーが来ていたのは覚えている。
日本人の一人旅はまだ珍しかったのか、動物園の最寄り駅の駅員さんには親切に動物園までの道を教えてもらい、帰りにも愛想良く挨拶をしてもらった。
帰りの飛行機はメルボルンから。夜行バスで、シドニーを発ち、途中キャンベラで夕食(夜食かも)休憩。体調が悪く、たぶん熱があったのだが、バスに乗っていた地元のお兄さんに一緒に飯食べよう、と誘われスモークサーモンを食べたのは覚えている。もしかしたらご馳走になったのかも知れ無い。
翌朝、メルボルンに到着、観光する時間も無く空港へ。今だと、発熱で搭乗はもちろん、空港にも入れなかったかも知れ無いが、SARSより前は発熱で搭乗拒否されることは無かった。
その時のオーストラリアのメインの目的地はグレートバリアリーフだったが、残念ながらそこは夢には出てこなかった。
ちなみにカメラは持って行かなかったので、一人行動の時の写真は無い。